老竹大方(ろうちくだいほう)

老竹大方

老竹大方は安徽省歙県松羅山老竹嶺に産する緑茶です。松羅山は古来より茶産地(松羅茶)であり昔、老竹嶺で修養した大方という僧侶が自身のために作っていたお茶が評判をよび、老竹嶺の大方が作ったお茶であることから老竹大方と命名され、明代清代には宮廷に献上される貢茶となりました。明代の文人許次紓(1549~1604)が著した『茶疏』には老竹大方に関する記述があります。龍井との差雁行なり(雁が並んで飛ぶが如く差がない)と。

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