茶馬古道の起点雅安

茶馬古道とは、漢族とチベット族貿易の街道です。漢代、雅安名山の茶葉は大相嶺を通り大渡河以西に運ばれました。これが中国最初の茶の道です。唐宋代以来、漢族とチベット族が茶と馬を交換する主要ルートは青蔵(青海-チベット)、川蔵(四川-チベット)、滇蔵(雲南-チベット)の3路でした。唐宋代、名山一帯で生産された茶葉は大部分が青海を通ってチベットに運ばれました。明代には四川-チベットルートが青海-チベットルートに取って代わり漢族とチベット族を結ぶ官道となりました。清朝雍正年間13年(1735年)、官営の茶馬交易制度は終了を迎えます。それまで一貫して雅安は茶馬交易の起点でした。
(2017-7-12)

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