マニラム・デワン(Maniram Dewan)

シナモラティーエステイトの敷地内にはマニラム・デワンのお墓があります。聞き馴染みのある名前ではありませんが、アッサムの茶業に従事する人々にとってはブルース兄弟同様に重要な名前なのです。
1823年、兄ロバート・ブルースは当時まだビルマの支配下にあったアッ サムに自生の茶樹の存在を知り、ジュンポー族の首長ビーサ・ガムに見本を取っておくことを願いました。1824年、第一次英緬戦争が勃発し、弟チャールズ ・アレキサンダー・ブルースが砲艦の指揮官としてアッサムに派遣され 、ここでビーサ・ガムに約束の茶樹と茶種子を受け取ります。アッサムでの茶の木発見物語の主人公はブルース兄弟とビーサ・ガムだということは知られていることですが、最初のこの情報をブルースに教えビーサ・ガムを紹介したのは、マニラム・デワン(本名ダッタ・バルア)でした。

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