今も見られる昔の道具@安徽省祁門県

昔、茶農家は荒茶を茶廠に売り、茶廠が乾燥処理を行っていました。乾燥に使用した道具は焙籠です。焙籠とは、炭火の上に伏せて、上にのせた茶葉を焙り乾燥させるための竹製の籠を言います。焙籠による乾燥は香気の形成に影響するため、それを行う職人“掌烘”は高給で雇われました。焙籠乾燥を終えた茶葉は、長短・軽重で篩分けされます。昔祁門県に存在した“打袋”という工程は、篩に残った大きな茶を袋に入れて打ち付けて小さくするものです。最新式製茶廠の片隅に残っていました。

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