<上海建築>有利大楼 ユニオン・アシュランス・カンパニーズ・ビル

有利大楼2005

有利大楼2014

中山東一路4号
上海の主要建築物を数々手がけたパーマー&ターナー事務所上海最初の仕事がユニオン・アシュランス・カンパニーズ・ビルです。ロンドンに本拠地を置いていたユニオン銀行は1854年に上海に分行を開きました。チャータード銀行や匯豊銀行(香港上海銀行)につぐ早さでしたが両銀行ほど成功をおさめることはありませんでした。外灘中山東一路4号にビルをかまえていたのは20余年にすぎませんでしたが、 ビルはユニオン・アシュランス・カンパニーズ・ビルとして今なお人々の記憶に残っています。
追記:
老上海時代の建築物の物語を語るうえで欠かせないのがパーマー&ターナー事務所のことです。なぜなら上海灘(バンド)に並ぶ主要建築や上海アール・デコ・スカイスクレイパーとよばれる代表的建築物の多くがこの事務所によって設計されたのです。
1916年 ユニオン・アシュランス・カンパニーズ・ビル
1916年 ヤンツ・アソシエーション・ビル
1922年 グレン・ライン・ビル
1923年 チャータード銀行
1923年 香港上海銀行上海支店
1924年 横浜正金銀行上海支店
1925年 上海海関
1929年 サッスーン・ハウス
1937年 中国銀行本店
上海の象徴である上海灘(バンド)の風景はパーマー&ターナー事務所が造ったと言っても過言ではありません。

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