<上海建築2004&2014>字林西報大楼 ノースチャイナデイリーニュース社楼

字林西報大楼2005

字林西報大楼2014

中山東一路17号
「字林西報」(ノースチャイナデイリーニュース)の前身「北華捷報」は1850年8月30日に産声をあげました。北にあるわけではない上海でなぜ“北華”なのか?それは≪南京条約≫によって定まられた5つの通商港の中で一番北に位置していたからです。
第一号は4ページの週刊誌として100部が発行されました。内容はイギリス本国のニュース、在上海イギリス人の動向、ビジネス情報、船の時刻表などが主でしたが、 1853年小刀会が太平天国軍に呼応して起こした武装蜂起の際には、多くのスクープを発表し、じょじょに租界当局のスポークスマン的な存在を確立しました。
外灘(バンド)の社屋は1923年6月に完成し、1924年2月16日に行われた竣工式にはイギリス大使もかけつけました。
1951年に停刊しましたが、ノースチャイナデイリーニュースは旧中国で最も長期間発行された英字新聞でした。

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