<上海建築2004&2014>八仙僑基督教青年会大楼

八仙僑基督教青年会大楼2005

八仙僑基督教青年会大楼2014

西蔵南路123号
西蔵南路の大世界の南にそびえ立っている建物は、上海人が“八仙橋青年会”と呼んでいるYMCAのビルです。
鉄筋コンクリートの枠組構造10階建ての八仙橋青年会ビルは1929年10月に施工して、100万元を費やし1931年に完成しました。
設計者は有名な中国人建築士の李錦沛です。1920年代、上海の大型建物物はすべて西洋の古典主義形式をまねて造られたので、中国建築士の多くはこのような状況を不満に思っており、民族的建築形式要素を持った建築物への思潮が高まっていました。その中で造られた産物のひとつが北京前門城楼のような、青い瑠璃瓦屋根をもつ八仙橋青年会大楼です。
ビルが作り上げた後、上海青年会の活動場所は増え、特に九・一八以降、キリスト教会の関係者や知識人見識はここで多くの講座、コンサート、芝居公演と美術展を催しました。魯迅も過去何回も講演を行いました。
抗日戦争時、上海租界は陸の孤島になり、多くの活動が制限を受けましたが、このビルはこの時もっと大きい役割を果しました。青年会は各種の文学、社会科学、芝居講座、講習を催しました。八仙橋青年会のレストランで、呉耀宗、胡愈之、王任叔などが“星二聚餐会”起こし、鄭振鐸、許広平、梅益、顧執中、王紀華、趙朴初、陳鶴琴などが参加しました。名目上は会食でしたが、同時に講演活動が行われていたということです。
八仙橋青年会は解放後、いったんは淮海ホテルになりましたが、後に返還されました。

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