世界お茶まつり2016春の祭典・径山茶

世界お茶まつり春チラシ表

世界お茶まつり春チラシ裏

径山萬壽禅寺

明前径山茶

世界お茶まつり2016春、喫茶人の会は、5月13日(金)から15日(日)の毎日10時~16時、島田市お茶の郷博物館3階にて、ウエルカムティー及び世界の喫茶展示コーナーの計4ヶ所でウエルカムティーコーナー、中国茶体験、トルコのチャイ体験、チベット族のバター茶体験を行いました。
ご紹介したのは世界お茶まつり開催地である静岡が排出した鎌倉時代の高僧二名(大応国師(南浦紹明・1235~1308駿河国安倍郡出身)/聖一国師(円爾弁円・1202~1280駿河国安倍郡栃沢出身)に大変縁深い径山茶。径山茶の産地は浙江省杭州市余杭区長楽鎮径山一帯。穀雨(4月20日)前に作られた茶の品質が最も良いとされています。特級径山茶の摘採標準は一芯一葉から一芯二葉、芽が葉よりも長いものが選ばれます。一級径山茶の摘採標準は一芯一葉から一芯二葉、芽葉の長さが等しいものが選ばれます。二級径山茶の摘採標準は一芯一葉から一芯二葉、葉が芽よりも長いものが選ばれます。同じ一芯一葉から一芯二葉でも差があるのです。烘青緑茶(焙り乾燥させた緑茶)で、手作業による小鍋殺青と扇風散熱が製茶の特徴です。南宋の禅宗五山の一である径山寺から茶種や喫茶法を持ちかえった聖一国師が故郷に撒いた種が静岡茶の始まりである、南浦紹明が伝えた径山寺茶宴・儀礼や持ち帰った茶道具などが茶道のもとになったと言われています。

(2016-5-9)

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