プーアル茶年表⑪

1954年
公開買付を実施し、評茶を公正に行なう。【雲南省茶葉進出口公司誌 P18】私営茶葉企業に対し吸収合併が行なわれる。茶商が産区に入って茶葉を買付けるのを制限して、資本主義経済が割り込む隙を与えないようにした。茶葉の買付け流通を全国で一括管理し、私営茶商が扱う茶葉もすべて国の管理下に入る。これより茶葉は「中央統括、地方保管、全局的分配、合理的流通」のもとに管理される農副産物となる。茶葉生産を国家の計画軌道にのせる一方、茶農家の生活を守るために買付け金の前払いを実施する。具体的に、国家は集団に多く払い、個人に少なく払い、農場に払わないという基準を設けた。【雲南省茶葉進出口公司誌 P18】全国で茶葉の統一買付けや流通を統括し、茶葉は公私に関わらず、すべて国の管理下に治められた。昆明市の私営茶商が扱う茶は「省茶司」による分割供給のみとなる。1956年私営茶商の吸収合併が完了、私営茶商の人、財、物はすべて昆明茶廠に組み込まれ、公私共営が実行された。【雲南省茶葉進出口公司誌 P136】雲南茶葉は1954年以前、多くを私営茶商が取り扱っていた。1954年から国家が買付けや流通を統括するようになってからは、1984年に全省茶葉市場が開放されるまで、その買付け、加工配分業務はすべて「省茶司」に管理された。荒茶(原料茶)、精製茶に関わらず調達は計画に基づいて実行された。荒茶、精製茶の分配情況は次の通りに分けられる。
荒茶の分配‥歴史的に、産地から遠く離れた下関と昆明二茶廠は原料調達を産地に頼った。1954年から臨滄、思茅、保山、西双版納、徳宏など産地から買上げられた荒茶は省政府の指示に基づき等級ごとに包装され、辺境向けの茶の原料として下関茶廠や昆明茶廠に納入され、一部の晒青荒茶は「省茶司」から省外に運び出された。1954年以前、回復期にある茶生産は、生産高が多くなく、茶商が依然として茶取引を仕切り、直接荒茶を茶農家から買付けることができたため、この時期買付けから流通にいたるまで国の統括は充分ではなかった。1951年の国家の買付けは1.45万担、当時の生産量の25%で、省内に流通した荒茶は1471担だけある。1954年、茶商が産地で買付け卸売業務などを行うことが制限されるようになり、くわえて茶の生産高が年々増加傾向になると、分配量もそれに応じて拡大した。1955年、荒茶の買付けは12.96万担、分配は6.87万担。以後30年、全省の茶葉生産量は年々増大して、1973年から茶産地は次々と製茶工場を建設、荒茶は現地で精製販売されるようになる。量はある程度減少したが、下関、昆明、宜良茶廠に対して依然として晒青荒茶の分配が行なわれた。【雲南省茶葉進出口公司誌 P143】
精製茶の分配‥雲南の精製茶の種類は多く、主要なものに輸出用紅茶とプーアル茶、国内販売用青茶、ブレンド茶、緑茶、沱茶、花茶等、辺境向け緊茶、餅茶、磚茶等がある。1954~1984年、すべての輸出用の茶と大部分の国内販売用の茶、一部の辺境向けの茶は昆明で再び「省茶司」による分配調整が行なわれる。【雲南省茶葉進出口公司誌 P144】
开始执行典型开秤,民主对样评茶。全面发展对私营茶叶企业的社会主义改造,限制私商进入,产区收购茶叶,以割断资本主义的城乡经济联系。实行全国茶叶统一收购、计划分配,私商经营的茶叶,一律纳入国家计划安排。从此茶叶属于中央掌握,地方保管,统筹分配,合理使用的农副产品之一。为使茶叶生产纳入国家计划轨道,并解决茶农产前生产生活资料的需要,国家实行预付收购定金的办法,采取集体多付、个人少付、农场不付的原则。全国茶叶实行统一收购,计划分配,无论公私经营的茶叶,一律纳入国家计划全面安排,从此,昆明市私营茶商经营的茶叶货源统一由省茶司分批分期按计划供应。一九五六年完成对私营茶商的社会主义改造后,私营茶商的人、财、物全部归并于昆明茶厂,实行公私合营。云南茶叶在一九五四年以前多为私商经营。自一九五四年国家实行统一收购,计划分配以后,直到一九八四年全省茶叶市场开放前,其收购、加工和调发业务,统由省茶司管理。无论是原料和成品的调发供应,均系按计划执行。现将毛茶(原料茶)和成品茶的调发情况分述如下。
毛茶调发 由于历史形成的原因,远离产区所设的下关和昆明两茶厂的加工原料一直仰赖产区提供,因此从一九五四年以来,临沧、思茅、保山、西双版纳、德宏等茶区所购来毛茶,均要根据省下达的调发计划,分等级包装后组织运力,分别调给下关茶厂和昆明茶厂作为加工内边销茶原料,同时还有部分青毛茶由省茶司按计划调出省外。一九五四年以前,全省茶叶生产处于恢复时期,产量不多,各地私商仍继续经营茶叶,可以向茶农直接收购毛茶,这一时期国家每年收购的毛茶不多,调发任务也不大。例如,一九五一年国家收购只有一.四五万担,约占当年产量二十五%,省内调发的毛茶,仅有一四七一担。一九五四年,开始限制私商进入产区收购、贩运和从事批发业务等活动,加之茶叶产量不断增长,调发任务相应扩大。一九五五年毛茶收购达一二.九六万担,毛茶调发六.八七万担。此后三十年中,全省茶叶产量逐年增长,从一九七三年起茶区纷纷建立茶叶精制加工厂,毛茶就地加工以成品调供销售。但对下关、昆明、宜良茶厂仍保持着青毛茶调发关系,只是数量有所减少。
成品茶调发 云南加工的成品茶,品种较多,主要的有,出口外销的红茶、普洱茶,内销的滇青、滇配、滇绿、沱茶、花茶等,边销的紧茶、饼茶、砖茶等。一九五四~一九八四年这段时期,全部出口茶和大部内销茶及部分运销茶,均须调至昆明,由省茶司再行分配转调。

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