雲南沱茶

雲南省の下関で開発されたことから別名下関沱茶とも言う。生産の歴史は古く、早期は明代(1368~1644)謝肇淛が著した『滇略』の中に「士庶用皆普茶也,蒸而団之(庶民が飲むのは蒸して固めた普茶である)」という記載がある。普茶とはプーアル茶を指す。当時すでに携帯用に散茶を蒸圧処理した茶が存在したことがわかる。沱茶という名称の由来は、沱は団から転化したものであるとか、かつて四川沱江一帯で販売されたためであるなどの説がある。ともあれ、沱茶は雲南茶の中でもかなり古い製品で、省内外でよく売れた。今の形の雲南沱茶は清代光緒28年(1902)に作られ、現在に至る80年余りの歴史を持つ。思茅地区景谷県の「姑娘茶」(私房茶とも言う)から今の沱茶の形に落着いた。清朝末期、雲南の茶葉集散市場は次第に交通が便利で商工業が発達している下関へ移った。下関永昌祥、複春和などの茶商は団茶を碗形の沱茶に成形し、昆明から四川省重慶、敘府(現在の宜賓)、成都などに販売した。このことから叙府茶とも言う。中華人民共和国創立後、雲南沱茶は生産量品質とも向上し、全国でよく売られている。雲南沱茶は雲南大葉種の良質な晒青原料で作られ、内容成分は豊かである。雲南省農業科学院茶葉研究所の化学検査分析によると、雲南大葉種中の水浸出物は48.75%、茶ポリフェノール32.5%、カフェイン179.34mg/gであった。ここに雲南沱茶の人気の秘密が隠されている。現在、雲南沱茶は下関茶廠の主力製品になっている。沱茶原料に対する国家商業部が定めた基準では、晒青荒茶の一、二級がそれぞれ50%の割合で、雲南の六大茶産地の大葉種茶葉を用いて加工する。衛生面のことを配慮して機械生産を採用している。工程は次の通り。
荒茶原料→篩分(篩い分け)
内層に使用する茶‥風選(風力選別)→揀剔(不純物取除き)→拼堆(積上げ)(蒸圧待ち)
外層に使用する茶‥風選→(掬い上げ)→揀剔→拼堆(蒸圧待ち)
蒸圧成形された雲南沱茶の外観は碗臼状、重量100g、直径6.2㎝、高さ3㎝。色は艶のある深緑、芽は肉厚で葉は柔らかく、白毫が目立つ。澄んだ水色は明るく、馥郁たる香気が長く続く。滋味は濃厚で後味が甘い。茶殻は明るい緑で柔らかく、何煎も飲むことができる。喉の渇きを癒し、二日酔い解消、疲労回復、消化を助け、コレステロール値を下げる効果がある。省進出口商品検査局による品質鑑定、理化学検査、残留農薬測定など国家食品衛生安全基準に合格した健康飲料である。国家商業部杭州茶葉加工研究所による化学検査分析による1983年の製品内容成分は水分9.1%、水浸出物43.12%、茶ポリフェノール29.31%、カフェイン4.03%、アミノ酸2.12%であった。雲南沱茶の商標は復興牌が用いられていたが、1951年10月23日から中茶牌に変更された。【雲南省茶葉進出口公司誌 P94】1916年 (民国5年)、雲南沱茶が今の碗形沱茶に定着した。【雲南省茶葉進出口公司誌 P15】下関永昌祥は景谷団茶(姑娘茶とも称する)を、今の碗臼形沱茶に定型化、四川向けに量産した。(雲南省下関茶廠誌 P7)
创制于云南下关故又名下关沱茶。产制历史悠久,早在明代(一三六八~一六四四)谢肇淛的滇略一书中有“土庶用皆普茶也,蒸而团之”的记载。普茶指普洱茶,说明当时已有将散茶蒸后加工揉制,压缩体积,便于携带的压制茶了。沱茶名称的由来,沱是由团体化而来,有说由于过去运销四川沱江一带,故而得名。不论说法如何但可以推定,沱茶是云南茶中相当古老的制品,早就畅销省内外。现代形状的云南沱茶创制于清光緒二十八年(一九〇二),至今已有八十多年的历史,是由思茅地区景谷县所谓姑娘茶(又叫私房茶)演变而成现代沱茶的形状。清代末叶,云南茶叶集散市场逐渐转移到交通方便、工商业发达的下关。下关永昌祥、复春和等茶商改团茶制成碗状形沱茶,经昆明运往四川省重庆、敘府(今宜賓)、成都等地销售,故又称敘府茶。中华人民共和国成立后,云南沱茶生产数量和质量有了新的发展的提高,畅销全国。云南沱茶是选用云南大叶种优质晒青原料制造的,内含成份丰富。据云南省茶科所化验分析,云南大叶种茶鲜叶一般水侵出物达四八.七五%,茶多酚三二.五%,儿茶素总量一七九.三四mg/g。这是云南沱茶享誉中外经久不衰的物质基础。当今,云南沱茶主要由下关茶厂生产。国家商业部对沱茶的配料作了规定,即晒青毛茶一、二级各占百分之五十,全部采用云南六个专(州)产茶区的大叶良种优质晒青茶原料加工压制而成。在制作上采用机械生产,清洁卫生,其工艺程序如下。
毛茶原料→筛分
包心茶 风选→拣剔→拼堆(半成品待蒸压)
晒面茶 风选→(捞)→拣剔→拼堆(半成品待蒸压)
云南沱茶是具有独特风格压制成型的传统高级名茶,外形呈碗臼状,每个净量一百克,碗口直径六.二毫米、高三毫米。色泽墨绿油润,芽肥嫩,银毫特显,汤色清澈明亮,香气馥郁而持久,滋味醇爽回甘,叶底嫩绿明亮,经久耐泡,具有解渴、醒酒、提神、消除疲劳、帮助消化,降低胆固醇的功能。经省进出口商品检验局品质鉴定、理化检验、农残测定各项成份皆符合国家食品卫生安全要求,是一种良好的保健饮料。根据国家商业部杭州茶叶加工研究所化验分析,一九八三年产品内含成份为水分九.一%,水侵出物四三.一二%,茶多酚二九.三一%,咖啡因四.〇三%,氨基酸二.一二%。云南沱茶原用复兴牌商标,一九五一年十月二十三日起改为中茶牌商标。一九一六年(民国五年)云南沱茶首次定型加工为现在的碗形沱茶。下关永昌祥首次仿景谷团茶(又称姑娘茶),改制为现在的碗臼状沱茶,并定型批量生产,销往四川。

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