プロフィール:
多良政裕
佐賀県吉野ヶ里町(旧東背振村)出身。
東背振村役場職員、東背振商工会事務局長、東背振村長を歴任、背振山茶談議代表、地域おこしグループさざんか塾塾長、日本茶栽培発祥の地保存活動歴は30年を超える。
産地のご紹介:
背振山には1191年、栄西禅師が訪れ、宋から持ち帰った茶の種を播いたという言い伝えがあります。東背振に生まれ育った私は半世紀近い歳月日本茶栽培発祥の地の歴史を探究し、一時衰退していた地元の茶生産の再興に取り組み続けています。
伝統ある東背振の茶を我々の代でつぶすわけにはいきません。生産農家を回って説得して、5~6人の同志と共に栄西茶の名前で生産を始めました。こつこつと広めてきた東背振と栄西茶の名前ですが、2006年に東背振村は隣町と合併して吉野ヶ里町となりました。最期の村長として村の歴史に終止符を打ちましたが、日本茶発祥の地という誇りはなくさず伝えて行きたいと思っております。