高知津野 津野の番茶 精華ファミリー

プロフィール:
高知県津野町精華地区で、2019年から「多世代が集い、精華地区をにぎやかに」をテーマに地域団体『精華ファミリー』を立ち上げました。「茶畑を守り、釜炒り茶の伝統を残したい」、「地域の拠点を作りたい」といった声をもとに、地域の賑わいを目指して、若い世代から高齢者まで様々な年代が一緒になって活動をしています。

産地のご紹介:
この精華地区では昔から、釜炒り茶を「家庭の味」として、多くの人がお茶づくりをしてきましたが、高齢化により栽培や製造をやめる人が増えてきました。なんとかこの伝統の味を守りたいと、団体を立ち上げてからは共同の作業場を作り、一緒になってお茶づくりを行っています。
代表の竹村一恵さんは、昔からこの地域でもお茶づくりを精力的に行い、自分でも商品化を行って県外にも販売をしてきましたが、個人ではたくさんの量を作ることが難しく、もっと多くの人とお茶づくりを一緒に行いたいと考えていました。精華ファミリーを立ち上げてからは、お茶づくりの指導者として、地域の方と新しく「釜ん茶(KAMANCHA)」という名前を付け、耕作放棄地となった茶畑なども活用しながら商品づくりをしています。
「釜ん茶」は、この地域伝統の「釜炒り茶」と、土佐弁の「かまわない」という意味の「かまんちや」をかけて、「昔ながらの手作りでかまわない」「素朴な味わいで構わない」といった意味合いを込めて名付けられました。かまないとは言いながら、その工程にはとても手間暇がかかり、地域のみなさんの愛情が込められています。

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