湖南省長沙のお茶屋さんのメニューで見つけた見慣れないお茶の名前。
これ何ですか?と聞いたところ数年前に復活した唐の時代からあった湖南省のお茶とのことでした。渠江薄片、湖南省安化県渠江鎮の黒茶です。パッケージには「唐代貢品 黒茶之祖」と夢が広がる文字が記載されています。
935年毛文錫が著した『茶譜』の「潭邵之間有渠江,中有茶…其色如鉄,芳香異常,烹之無滓也」(その色は鉄の如く、香り高い)「渠江薄片,一斤八十枚」(600g80枚)と、黒茶と思われる記載がされているところからそのような可能性があるようです。
(2015-10-19)
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