四川省成都市、寺院が点在する青羊区に位置する文殊院。前身は隋朝大業年間(605~617年)に始まった信相寺。『成都県誌』によると明朝末期に兵火にさらされ荒廃するも、清朝康熙36年(1697年)に再建されるとともに文殊院と改名されて、現在国務院が定める全国仏教重点寺院の一つです。
朝いちにこちらに赴いたお目当ては、参拝の人々がくつろぐ屋外茶館の風景。座りたいテーブルを確保したら、茶葉(蒙頂茶:15元)とポット一本のお湯を購入してゆっくりお茶をいただきます。その間、おばあちゃんが花を売りに来たり(白玉蘭1元)、鐘を鳴らしながら飴売りがやってきたり。静かに成都の朝は流れてゆくのでした。
(2017-8-18)
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