後期ビザンチン洋式の傑作、世界遺産グラチャニツァ修道院へ@ バルカン半島の東南を点々、郷土菓子をたずねて②

この旅のテーマは歴史美術と世界遺産なんだけど、自分は何をテーマに町を歩こうか?朝まだくらい早朝にイスタンブールに着いて山のように積まれたターキッシュデライトを見て思いつきました。バルカン半島の郷土菓子はどんなものがあるのかなと。
そして、航空機を乗り換えコソボの首都プリシュティナから近郊の世界遺産グラチャニツァ修道院へ。
ウロシュ2世が1321年に建てた修道院は現在も十数名の修道女が修道する現役の世界遺産です。ウロシュ2世がビザンツ帝国の皇女と結婚したことからビザンツ洋式で建てられました。テッサロニキの名工による内部一面に描かれたフレスコは圧巻で、ため息が出てしまいます。オスマン帝国時代にはモスクとして使われましたが、一部フレスコ画の聖人の青い目が潰されてしまっているのはそのせいではなく、聖人の目は魔力があるとして、信者が煎じて飲むために削ってしまったもの、ラピスラズリで描いたものだったのです。
敷地内では自給自足の修道女が作るパン、ワイン、チーズ、ジャム、パンと、お菓子がありました。
マザーテレサを感じられた修道院のお菓子はサクッと優しい風味のお菓子でした。

~2024年6月22日facebook記事より

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