黄浦路15号
1850年代蘇州河北岸の黄浦江は漁網を干すことくらいにしか使われない荒地でした。 そんな土地を二束三文で買ったリチャード・アスターが1860年創業したのが上海初の洋風ホテルであるアスター・ハウス・ホテルです。現在の建物は1912年竣工、当時はパレスホテルに並ぶ上海屈指のホテルでした。さまざまな時代の変遷を経て1959年ホテルは関係部門に接収管理され、浦江飯店と名を改め、外国人や華僑向けホテルとなりました。1961年には≪辞海≫の編纂に使われ、1990年には40年ぶりに上海証券交易所がオープンして株取引がここで行われました(その後移転)。
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