<上海建築2004&2014>国際礼拝堂

国際礼拝堂2005

国際礼拝堂2014

衡山路53号
国際礼拝堂は徐匯区衡山路53番に位置し、上海最大規模のキリスト教会です。
上海開港後、多くの国家、さまざまな教派が相前後して上海に教会堂を作りました。例えば、山東道のイギリスロンドン協会の天安堂、大南門外の米国長老会の清心堂、米国監理会の慕爾堂です。なかでも国際礼拝堂は教派と国家を区別しない教会として生まれました。
1917年、敬虔な米国のキリスト教徒たちが、杜美路(現在の東湖路)にあるアメリカ人夫妻の家で礼拝に通い始め同時に聖歌隊を組織しました。それが1920年までに、数百人規模へ発展し、大広間に収容することができていないため、教会堂建築の協議が行われました。 1929年寄付金によって貝当路(現在の衡山路)に土地を買い翌年施工が始まりました。堂名Community Churchは最初“協調万邦堂”と訳されていましたが、後に国際教会に改名されました。礼拝堂は敷地面積7330㎡、建築面積1763㎡、堂の高さ16m、700人を収容することができます。
解放後、多くの外国人が去り中国国内のキリスト教は外国からの干渉を受けず中国人による中国語を使った教義が行われるようになりました。

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