諸葛孔明と基諾山ジノー族のお茶懐古

雲南省シーサンパンナの基諾山に住むジノー族には、三国時代孔明と共に進軍して、山に残った兵士の末裔だという伝説があります。少数民族ジノー族の80%以上が熱帯雨林の基諾山一帯に暮らしていました。かつて二階建て木造家屋の一階には機織り機が置かれて、女性は機を織っていました。ジノー族の女性が被っていた白い頭巾は、孔明の喪に服していることの現れと言われていました。ジノー族が三国志の時代から残す喫茶法に凉拌茶、烤茶があります。凉拌茶は摘んで来た新鮮な茶葉を竹製の器に入れて木棒でつぶし、大きな碗に移して、油・塩・にんにく・唐辛子を加え、そこにお湯を注ぎ混ぜます。烤茶は、摘んで来た新鮮な茶葉をバナナの葉に包んで焚火にくべて、バナナの葉表面が焦げてきたら取り出して竹筒の中に入れてお湯を注ぎます。18年前に基諾山で凉拌茶、烤茶をご馳走してくれたご夫婦からいただいた白頭巾と竹製の器は、懐かしい思い出となってしまいました。そのすぐ2年後に訪れた時には山奥の小さな木造家屋が、まさかの、鉄筋コンクリートビルになってしまっていたのです。思い出の品、明日の雲南茶講座のテーマ「少数民族」にからめて久しぶりに引っ張り出しました。経年でそろそろお役目を終えそうな質感です。竹にはヒビが入ったし、白頭巾も真っ白じゃなくなってしまいました。最期のお披露目になりそう…

2024.07.13facebook記事より

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