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Assam1864 最初に出会った現地人
主人公が最初に出会った現地人は、最初の失望とともにやってきました。 波止場を見まわして迎えを捜す間見つけた絹の腰布(ドーティ)を巻いた大きなアッサム人でした。 白い肌、上手にマニキュアをされた深紅色のつま先を見ると、彼が高いカーストである... -
Assam1864 旅立ち
アッサムを目指して旅立つ人はプラマプトラ川を遡上してジョルハット近くの船着場を目指します。 主人公が17日間の航行の末その船着場に到着したのは、1864年9月27日のことでした。 蒸気船が着いた場所から茶園までさらに約32マイル奥地に行かなければなら... -
Assam1864 歴史
アッサムの人口は、圧倒的なヒンズー教徒、イスラム教徒、ベンガルからの移住者と少数民族からなります。 共通語はアッサム語(サンスクリット語とベンガル語と類似しています)ですが、イスラム教徒はウルドゥー語を話しました。 英語が持ちこまれると、... -
Assam1864 バッファロー
ある日、2人の牛飼いが息せき切って、牛が野生のバッファローの群に追われていると言いに来ました。 主人公は銃を携帯して飛び出します。 じっと動かないおよそ20頭のバッファローの群を遠ざけるために、空に発砲しました。 動物を殺すことが苦手な主人公... -
Assam1864 ヘビ
主人公はインドの各地でさまざまな種類のヘビを見ましたが、アッサムほど多くの種類を見たことがなかったと感嘆しています。 ヘビは、暑くて湿った気候のアッサムで簡単に繁殖しました。 密集したジャングルにだけでなく、至る所に出没したため、主人公は... -
Assam1864 ベンガルタイガー
ベンガルタイガーは、扱いにくい生き物だったと主人公は書いています。 夜に雨が降るならば、バンガローのまわりあちこちで彼らの足跡が残されていました。隙を見つけると、親牛と子牛を引き離して、子牛を奪っていってしまいます。 牛が殺されると、茶園... -
Assam1864 インドゾウ
アッサムはかつて野生動物の王国でした。 ヒマラヤ山脈から発しインド北東部を縦断してベンガル湾に注がれ込むブラマプトラ川一帯には、かつては多くのー角サイや水牛が生息していました。 アッサム州のロゴは、その一角サイがモチーフとなっています。 ベ... -
Assam1864 アッサム
1864年当時のアッサムは英領インド最東端、西にブータン、北にチベット、南東にビルマ(現ミャンマ)に囲まれた22,000スクエアマイルの大陸で、季節の移り変わりで色が変わる密林と入り込めない草原でおおわれていました。 実に、60以上の川があり、こんな... -
Assam1864 主人公
主人公は、1860年に新天地インドに渡り、ヒンドゥー語とウルドゥー語(インドで最も使われていた2言語)を流暢に話し、ヒンズー宗教と文化にも通じました。 1864年、ティープランターのほとんどが英国人だった時代、その経験と知識をかわれ、東インド会社... -
Assam1864 英国東インド会社
1824年、インドとビルマ間で勃発した国境をめぐる軍事衝突に対して、アマーストベンガル総督がビルマに対して宣戦布告し、第一次英緬戦争が始まります。東インド会社軍が払った多くの犠牲は報われて、ベンガル湾の支配権を得ました。 1826年のヤンダボ条約...