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風景
〈Silk Road in 2007〉 陽関
敦煌には西域へ向かう関が二つあります。陽関と玉門関は当時の言わば税関のようなものでした。陽関は南の関(方向の南を陽と言う)を意味し、前漢から唐代まで大変賑わいました。別名古董灘と呼ばれ、関の辺りを掘ると古銭や破片が簡単に出てきたことから... -
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〈Silk Road in 2007〉 莫高窟南
かつて西域の玄関口であった沙州、敦煌には四大石窟(麦積、龍門、雲崗、莫高)があります。旅立つ人が旅の成功を祈願するため、旅から帰って来た人が無事を感謝するために、お金を払って自分好みの石窟を造りました。石窟を一から開く余裕のない人は、う... -
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〈Silk Road in 2007〉 莫高窟北
敦煌観光のメインスポットと言えば、なんといっても莫高窟です。じつは莫高窟は北と南があり、北は人が居住していた場所、南は芸術の場所という意味合いがありました。僧侶は死期を感じると窟にこもり、弟子に窟の前まで食事を運ばせました。食事が無くな... -
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〈Silk Road in 2007〉 敦煌の美味
敦煌でおもしろい物を食べました。棗のお餅です。名前は鳴山大棗と言い、このようにするのは敦煌あたり独特です。餡の棗と皮のお餅が逆になって、お餅が中に入っています。いろどりの綺麗さと熱いお餅をじかに触れない実用性、二つを兼ね備えた感のあるお... -
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〈Silk Road in 2007〉 砂の嵐
敦煌は旧名を沙州といいました。砂の国、その名のとおり、滞在中はほぼ毎日のように砂嵐や砂竜巻に出会いました。敦煌の砂漠に生息する植物は三種類、ラクダ草(トゲがあるので実際ラクダは食べません)、タマリクス(紅柳)、積積草です。画像の植物はタ... -
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〈Silk Road in 2007〉 夜光杯
中国の祁連山脈の祁連玉石を加工した杯は夜光杯と呼ばれ、その存在は古来より珍重されてきました。王翰が詠んだ詩が残されています。「葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催 酔臥沙場君莫笑 古来征戦幾人回」(2007-09-10) #Once apon a time in Silk Road #... -
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〈Silk Road in 2007〉 敦煌の美味街
敦煌は昼間暑いので、涼しくなる夜に市場(夜市)が賑わいます。中国は北京時間で全国統一されているので北京から時差が2時間あってもおかしくない西域では夜の10時過ぎでもまだなお明るく、とても過ごしやすいです。夕方市場に行くと、屋台の人々が忙し... -
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〈Silk Road in 2007〉 敦煌でジミー
敦煌山荘の屋上に摘星閣という素敵な名前のカフェテリアがあります。砂漠と星空が眺められる屋外テーブルの上にジミーのティッシュボックスを発見しました。こんなところでジミーのグッズを見るとは思いませんでした。さすが香港資本のホテルです。(2007-... -
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〈Silk Road in 2007〉 ドライフルーツ屋
フルーツがたくさんとれる産地の市場ではドライフルーツ屋さんがたくさん軒を並べています。果物を乾して水分を蒸発させると甘味が濃縮されます。乾したトマトを味見させてもらいましたが、フルーツのように甘くてびっくりしました。(2007-09-07) #Once ... -
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〈Silk Road in 2007〉 敦煌特産杏皮茶(水)
市場で飲料を売っているお店に高い確率で置いてあった“杏皮茶”“杏皮水”の看板。杏の皮のお水っていったいどんな味なのだろうと市場を歩いている間中気になっていました。値段をうかがっていると、1元のようです。1元だったら、試しに買って飲んで不味く...