ポルトガルリスボンに17世紀に建てられた修道院サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ修道院、1580年の王位継承危機後ポルトガル王となったスペイン王フェリペ2世時代のものです。
現在この修道院はブラガンサ家(1640年から1910年までポルトガル王国を統治したポルトガル最後の王家)の霊廟で、自ら建設したエストレラ大聖堂に埋葬されたマリア1世と、1972年にブラジル皇帝としてサンパウロの独立記念碑に改葬されたペドロ4世の2人を除く全ての王たちがここに眠っています。
そして、英国に嫁ぎお茶を飲む習慣をもたらし夫チャールズ2世の死後ポルトガルに帰国したキャサリン・オブ・ブラガンザも、ここに葬られています。
(2016-8-31)
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