冰島茶は、雲南省臨滄市内勐庫冰島村で産する大葉種茶、プーアル茶に適した茶葉です。勐庫冰島村は著名な勐庫大葉種の主要発源地で、茶栽培の歴史は長いものの、文献に残されているものは明朝時代(1485年前後)からです。
冰島茶と班章茶は近年人気が高騰した老プーアルですが、市場がブームを仕掛けた (例:冰島、易武)ことで茶葉の価値が高まり、水増し誇張された茶葉市場が多くの偽造茶葉メーカーを出現させる要因をもたらしました。茶葉市場の混乱のせいで、老冰島茶葉は価格偏差が非常に大きく、500g3000~5000元のものもあれば20000~50000元のものもあり、130000元という道理に合わないような値のものまであります。
茶博会でも冰島の名前は集客のキーワードのような様相で、たくさんの人が好きなプーアル茶産地のひとつであることは間違いないようです。受賞茶にも冰島のプーアル茶が複数ありました(高価すぎて購入しませんでしたけど・・)。
(2017-1-13)
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