11月は番茶日和、九条館で会いましょう

東京国立博物館の本館北側には5軒の茶室を配した日本庭園があります。
ふだんは非公開となっており、春と秋に限定的にしか公開されないので、その四季折々の花や紅葉に彩られる風景を知る人はそれほど多くありません。
九条館は京都御所内の九条邸にあったものが東京赤坂の九条邸に移された後、1934年に現在の位置に移築されました。床張付、襖などには狩野派による楼閣山水図が描かれており、欄間にはカリンの一枚板に藤花菱の透かし彫りがあります。
各回2時間3茶産地の席主が地元から携えてきた銘菓と自身が作った茶でおもてなし致します(30分ごとにお客様がお席を移っていただくスタイルになります)。部屋と時間帯ごとに席主が替わるので午前午後通しで居られると日本各地のお茶とお菓子が、御当地の茶文化の担い手のお話込みで楽しめる趣向となっております。
東京国立博物館庭園内の茶室で使用可能なのは5軒の茶室のうち九条館のみです。つまり、参加者の皆様だけがこの日庭園を散策堪能できる空間となっております。東京で紅葉の盛りは11月ですから、九条館と応挙館の道に立つ銀杏の紅葉が皆様を迎えてくれるでしょう。この特別な一日にぜひご参加下さいませ。九条館で会いましょう^^
(2023.07.07更新)

2023年5月4日Facebook記事より

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