客家三大茶は、膨風茶(東方美人)、酸柑茶、擂茶と言われています。
客家三大茶の知識を深めるために、膨風茶(東方美人)の主産地である北埔の膨風茶文物館へ。
膨風茶製茶工程は、採茶→日光萎凋→浪菁→室內靜置→殺菁→揉捻→ 初焙→乾燥と、他の半発酵茶と大きな違いはないですが、異なるのは一芯二葉の原料茶葉が、穀雨(旧暦4月20日)後に孵化する“茶園中的小天使”ウンカ(茶小緑葉蝉)に吸われたものであるということです。原料茶葉が七分、残り三分が茶師の腕に左右されるお茶なのだそうです。
古い製茶機をひととおり見た先にあるのが柚子茶の製造説明です。新鮮な柚子の果肉に漢方薬材(陳皮、大風草、甜菊、檸檬、佛手精絲、薄荷草、琵琶葉)と茶葉を混ぜて作った材料をくり抜かれた柚子の皮に戻し燻圧精製して長期保存します。販売されていた50〜60年以上収蔵された物は数万元の値段がつけられていました。
飲んでみたくても手の届く金額ではないので、本日のティータイムは冷たい柑子茶を選んでみました^_^
~2024年5月30日facebook記事より