日本– category –
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宮崎
カッポ茶
山を焼いても自然に山茶が生えてくると例えられたほどお茶の生育に適した宮崎の山地、この地域には、山仕事での食事や一休みの時に楽しまれるお茶に、カッポ茶と呼ばれる焼き茶の風習があります。 山中で茶道具を持ち合わせない時、あたりに生えている竹と... -
新潟
相馬御風と魯山人
「私達の町に昔からタテ茶という珍しい風習がある。それは一名バタバタ茶ともいっている。晩茶を煮出して、それを天目風の茶碗に汲み、少量の塩を加味して、茶筅も以て泡立てて飲むのである。晩茶に茶の花の煮て乾したのを入れると泡が立ち易い。(中略)... -
新潟
新潟バタバタ茶
糸魚川に古くから伝わるバタバタ茶は、煮出したお茶にごく少量の塩を入れ、茶筅で泡だてて飲むという、全国的にも貴重で珍しい風習です。ばたばた茶はたて茶(振り茶)とも呼ばれ、そのユニークな名前の由来は、お茶をたてる時の音、または朝のあわただし... -
富山
越中富山お殿様のお茶
富山と言えば、全国各地を網羅した越中富山の薬売りが昔から有名でしたが、この売薬という産業を興したのが、越中富山藩二代目藩主前田正甫だったと言います。 現在富山県ではほとんどお茶畑を見ることはできませんが、前田正甫は茶産業を新興した人でもあ... -
富山
富山蛭谷のバタバタ茶
富山県朝日町の小さな集落蛭谷地区に古くから伝わるこのお茶をバタバタ茶と言います。バタバタ茶は黒茶と呼ばれる発酵茶で、さらしの袋に茶葉を詰めて煮出し、それを茶碗の中で泡立て飲むのですが、その際に使う茶筅は、細い竹でつくったものを二本つなぎ... -
東京
御目出糖(おめでとう)
過日いただいた亀屋萬年堂の御目出糖(おめでとう)という和菓子のことを思い出して、銀座に出かけたついでにお店に寄ってみました。 化粧箱に並らべられているものは、お赤飯の折り詰めと見間違えてしまいそう。 この御目出糖は元和3年(1617)創業した... -
東京
ツタンカーメンの落雁 千紫悠々(せんしゆうゆう)
この前、友人からお土産でいただいた落雁がとても興味深いものでした。静岡県藤枝で収穫される古代エンドウ豆(エジプトのツタンカーメン王の墓から出土した豆の子孫)」を薫り高く焙煎して挽き、和三盆と粉糖と合わせて押し固めた落雁だと。 落雁に押され... -
島根
ボテボテ茶
松江&出雲地方に残るボテボテ茶の起源は未詳で、唐僧が伝えたとする説や、出雲のたたら製鉄職人が作業の合間に立ったまま口に流し込んでいた労働食よりはじまったとする説など、複数あります。 飲むためではなく、具を混ぜて食べるためのお茶なのです。 ... -
島根
出雲茶
出雲のお茶は、浮浪山鰐淵寺の高僧から、その歴史が始まったと言われています。 鰐淵寺というのは、武蔵坊弁慶の修行地として有名な天台宗のお寺です。 最澄から始まる天台宗はたくさんの留学僧を出していますが、唐から帰る途中の僧がこのお寺に立ち寄っ... -
宮崎
一心園
宮崎県の県北西山間地は釜炒り茶作りで有名な地域です。宮崎の釜炒り茶を見に初めて日之影町を訪れたおりには、一心園さんに泊めてもらったうえに、高千穂、五ヶ瀬まで案内していただきました。 そして、お茶作りだけでなく、風景にとけこみ現在でも人々の...