「11月は番茶日和」にいらして下さる生産者さんをご紹介します。
日本遺産津和野今昔~百景図を歩く~
旧津和野藩の城下町津和野が日本遺産になった所以は、幕末時代最期の藩主が描かせた「津和野百景図」という百枚の絵のまま、思想家西周や文豪森鴎外が幼い頃に離れた故郷に対する心象風景が時勢の波に流されずに守り続けられているという点です。近代化を受け入れつつ、町の美しさを守る心の支えとなった百景図の100枚目に「主侯の遠馬」という絵があります。遠馬する藩主を、茶道方、草履取り等が追いかけます。城下町の例にもれず、津和野は茶文化が根付いた土地柄なのです。79、80、81、82景に描かれるのは津和野のシンボル、妹山と呼び親しまれた青野山。柿ノ本人麻呂に詠まれた、谷文晁に描かれた、山王権現を祀る霊山です。
青々した青野山と茶畑天地緑の中央に位置する小さな無人駅にオレンジ色の一両列車が止まるタイミングでティーテラスにティーセットが並べられていたら、それはもうエモい風景が生まれます。そんなメルヘンのような景観を作っている秀翠園を訪れたのは、山の斜面に点在する家々が棚田の米作りと釜炒り茶にいそしむ候。この時季、秀翠園は茶と米だけでなくカワラケツメイの種まきも重なる繁忙期、そのうえ学校授業の一環なのかたくさんの子どもたちの農作業体験まで受け入れていました。次に訪れたのは、春に播かれたカワラケツメイが咲く頃。秀翠園はお盆休みもカワラケツメイの収穫中、まめ茶を愛飲する地元だけでなく、西日本一帯のまめ茶喫茶文化をささえています。いえいえ、西日本だけでなく、国中にまめ茶を!という心意気で作られる茶は石州人魂が宿っていることでしょう。津和野よ永遠なれ^^
田中懸志朗さんスケジュール
23日 九条館で会いましょう @東京国立博物館
25日 番茶談話会 中国四国地方編 Tokyo Tea Party2023 @渋谷ヒカリエCUBE
26日 番茶談話会 石州津和野番茶 Tokyo Tea Party2023 @渋谷ヒカリエCUBE
お待ちしてます,゚.:。+゚
11月は番茶日和~温故知新、家常茶飯の茶を知る
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「特典付き」先行限定お茶セット販売ページ
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~20023年10月13日facebook記事より