コソボのカフェ文化@バルカン半島の東南を点々、郷土菓子をたずねて⑤

アザーンで4時に目醒める朝。
500年のオスマントルコ支配生活の影響はムスリム化だけでなく、当時トルコで愛飲されていたコーヒーも。住民たちにワインをやめてコーヒーを飲むように奨励したのです。
イスタンブールで生まれたカフェでコーヒーを飲みながら、詩を朗読したり、民族英雄譚で歴史浪漫に思いを馳せる文化がバルカン半島にも伝わって、ヨーロッパで最初にカフェがオープンしたのはバルカン半島(現在のセルビア・ベオグラード)で、このカフェ文化は何百年も引き継がれて、後にそれが結実してカフェで見聞きした話をもとに書いた小説(『ドリナの橋』)がノーベル文学賞受賞へとつながったと言えるでしょうか。
トルココーヒーは漉さずにそのままカップへ注ぎ、沈殿したら飲みます。舌がザラザラを感じる手前で終えて、カップを逆さに受け皿の上に置けば、カップを起こして中に残る模様で明日を占えます^_^

~2024年6月23日facebook記事より

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