ナガ族はインド北東部とビルマ北西部、ナガ丘陵ナガランド一帯に暮らし、孤立した環境の中で独自の文化、風俗を守ってきた、首狩り民族であり、戦士の誇りを持った種族の集まりです。
ある日、労働者の1人が死者の墓を冒涜するナガ族に対して強い不満を訴えに来ました。
主人公は、きちんと死者を埋葬しないと野生動物が食い散らかしてしまうことを知っていて、きちんと死者を葬らなければ、処罰するとさいさん担当者に警告していました。
たまたまそこでキャンプしているナガ族が冒涜を行ったと思ったのでしょう。
事情を聞くと、彼らはアンガミ・ナガ部族に属する人たちで、遠い場所へ行く途中、夜になり場所に不慣れなため一晩キャンプすることに決めたのだということでした。
彼らがこれ以上誤解されないよう、製茶工場そばの小屋で夜を過ごすようにと誘いましたが、警戒心の強い彼らは招待を拒否しました。
醜い事件の犯人は茶園病院の衛兵でした。
純真なナガ族に責任転嫁するために労働者を煽動した者が誰であったかは明白でした。
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