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車に乗り入れることの出来ない場所にある製茶工場
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638段の階段を上る道
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茶園
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茶園で働く人たち
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製茶工場入口
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揉捻機
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選別
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記録机
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テイスティングルーム
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テイスティング
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テイスティング
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ガムがわりのチーズ
ダージリンサウスクルセオンに位置するジュンパナティーエステイト、その茶園名は、茶園労働者であったJung(ジュン)さんがオーナーと共にトラに襲われた時に、オーナーをかばってトラに襲われ瀕死の状態で最期に「パナ(pana、ヒンドゥー語で水という意味)」と水を求め、マハナディ川の水を飲んで亡くなったことから由来します。
ダージリンの中でも更に高地にあるジュンパナは、狭く細く急な敷地の坂道を車で走って行き、途中から車を残して、最後は足で登ってたどりつかなければならない所に工場があります。
ジュンパナティーエステイトの工場に至るには、足で約4000段ほどある階段がある道のりを上り下りするのですが、今回は川を渡してくれる木の橋が修理中だったので、雨の中遠回りして川の中にある石を踏んで往復しました。
ジュンパナのこの日の揉捻時間は葉によって異なるそうですが、この時点では40~45分だそうです。
揉捻が終わった茶葉は木床に運ばれて、発酵なのか静置なのかわかりませんが、ファーストフラッシュだと5cmの厚みで5~10分、セカンドフラッシュなら3時間ほどねかされます。
工場の窓辺の机には作業に関するノートやお茶が置かれていました。
昔から変わらない風景がこの窓辺にありました。
ジュンパナのテイスティングルームにいる間に天気は急速に悪化して激しい雨に数時間足止めをくってしまい、その間ずっと口の中になかなか歯がたたない硬いチーズを入れてひまをつぶしていました。チーズというには硬すぎ、飴というにはなかなか溶けない不思議な食べ物でした。
茶園で長い時間労働する人たちが口の中にずっとふくんでいるものなのだそうです(ここでは茶摘み人400人が朝7時~午後4時まで働いてきます)。
小指の頭ほどのかけらを口の中で溶かすのに一時間以上かかりました。15個で30ルピーだったそうです。
大きな茶園ではありませんが、この地所が位置する山南斜面の小気候や土壌条件が特別な味を生み出しています。