スコットランド貿易商ジョン・ドットと台湾茶@台三線お茶のある風景㉗

スコットランド人貿易商ジョン・ドットが台湾に上陸したのは、1865年のことです。
ジョン・ドットと買弁李春生が泉州安渓の茶苗を導入し、それを農家に貸与し茶葉を生産させ、生産後に買い取るという事業を開始し、台湾における茶葉栽培の先鞭となりました。先見の明があった2人は、宝順洋行(デント商会)で艋舺に茶葉精製工場を設立し、ティークリッパーを仕立ててアメリカ向け台湾烏龍茶の輸出を開始します。
またビクトリア女王に献上された烏龍茶はOriental Beauty(東方美人)と命名され、これにより台湾茶葉の名声が高まると、徳記、怡和、美時、義和、新華利という5大洋行が大稲埕に支社を相次いで開設し、欧米向けに大量に輸出するようになり、光緒年代から日本統治時代まで続く茶金時代の原動力になりました。

~2024年6月8日facebook記事より

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