日本から中国、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタンとそれぞれ国境を陸路で越えてきましたが、ウズベキスタンからトルクメニスタンを越える国境はこれまでの中でもかなり過酷な国境越えでした。かかった時間(6時間)も最高ならば待たされた場所の気温(48度)も最高でした。トルクメニスタンは国土の80%がカラクム砂漠(黒い砂漠という意味)で天然ガスと石油などの資源が豊富な国です。そのため国は大変潤っており、例えば電気・ガス・水・塩・衛星450チャンネル、教育費は無料、軽油がただに近い値段であるなどさまざまな分野において国民はその利益を享受しています。カラクム砂漠には砂漠の動物たちが生息し、アラブから鷹狩りをしにくる人たちもいるそうです。今でも砂漠で遊牧生活を送る民族がいて、その人たちは客を天からの贈り物として歓待してくれるのだと聞きました。太陽が沈みゆく砂漠をみわたしてみましたが、遊牧民の方々どころか動くものひとつ見つかりませんでした。(2008-07-29)
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