パテン族の村へ@少数民族の手仕事に出会う旅㊸

ハジャンからハノイへ向かう道の途中で、パテン族の村の機織り工房を訪ねました。伝統布は織りながら編む技法を用いるのでたくさんは作れません。
200〜300年前に移ってきたグループが2つに分かれて、そのひとつがここを定住地に選んだと伝わります。一説には、モン族系の民族だという説もあります。比較的低地で川に近かったため焼畑農法を捨てて水田技術を学んだと。犬猫豚が天から稲の種を持って来てくれたと考えられており、新米は人が食べる前に犬猫豚に食べさせます。
赤い民族衣装は火の神を信仰する由縁、頭に巻くターバンは14m、結婚したら1m切ります。パテン族だけ結婚すると名前が変わります。同姓婚はしません。
収穫季には、日時が決まっていない収穫祭で火踊りの儀式を行い、水•風・火を呼んで火渡りを見てもらい、成功した者はその神様の加護が得られます。
西洋医療を信じず、なにかというと呪術師に頼る習慣があり、何か心配事が起こると御呪いを行ってもらうのです。子供の病気は家畜を捧げてお願いします。女子ならば祈祷は祈祷師一人でやりますが、男子ならば二、三人で行います。なんでも頼みます。朝5時に鳴いていたオンドリが夜に鳴いたのが不吉だと思えば祈祷してもらうという🫢病は気からと言いますから、メンタルケアの先生のようなものなのだそうです。

~2024年3月19日facebook記事より

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