ラチ族の村へ@少数民族の手仕事に出会う旅㉗

バックァンからベトナム最北ハジャンへ。ハジャンの手前でラチ族の村に寄りました。
1979年2月、国境領土問題をめぐって中国自民解放軍が突然ベトナム国境3ヶ所を攻撃したことから勃発した中越戦争はベトナム側が勝利するも多くのベトナム兵の犠牲だけでなく、国境周辺に住んでいた少数民族が難民となってしまいました。ラチ族もそのひとつで、元の場所に戻ることなく現在の村で新たな生活をしています。
水牛の生まれ変わりだという信仰がある民族で閉鎖的と言われます。
この村は50人くらいで定住して、住みやすいことから300人ほどまで増えました。多くの人が日々民族衣装を着て生活しています。
ラチ族の衣装は全身黒一色(何度も藍染を重ねたことによる深い藍)。刺繍は上衣の下に着る胸あてと上衣の縁のみ。彼女たちの手芸の粋は機織りにありました。たまたま見ることができた糸紡ぎ。大勢で糸を紡ぐ独特の風景はまるでお祭りのような一体感があり壮観でした。

~2024年3月14日facebook記事より

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次