チベットの春1/10

チベット暦が語るチベット史元年は紀元前127年、それは神天赤七王の一人ニャーティ・ツェンポ(聶赤賛普)が地上に降りてヤルルン地方の一部族の王として即位した年、王は人々に農耕を教え、チベットに初めて宮殿(ユンブラカン宮殿)を建設したと言います。
それから約700年後の581年に33代王となるソンツェンガンポ(松贊干布)が生まれました。彼が子供の頃の伝説として語り継がれるお話がありました。王が病の床に伏した時、一羽の神鳥が東から飛んできて、くわえていた木の枝を置いて飛び去った。それを煎じて飲むと身体が楽になる、見たことのない植物を探すため、王の命で国境を越えた臣下はついに山の中でその樹木が多い茂る風景にたどりついた。この時やってきた一頭の鹿の背に載せて持ち帰った枝のおかげで王は病から回復した。それは隣国に産する茶だったというものです。
ソンツェンガンポは13歳で王位に就くと、仏教の導入や文字の創製という国の礎となる事業を行い、対外的には618年に李淵・李世民が建国した唐と緊張関係を保ちつつ勢力を急速に拡大してチベット初の統一王国(吐蕃)を樹立しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。