ティープランターの貪欲は、1867年にアッサムの茶産業で、荒廃をつくりました。
多くの茶園の生産物はその前年品質が悪く、カルカッタとロンドンの市場で良い価格がつきませんでした。
この結果を受けて、資金不足問題が表面化、多くの茶園が破産しました。
例えば、Rs.140000投資された茶園がわずかRs.7000のために競売にかけられました。
何千もの労働者は失業し、かなりの数のヨーロッパ人も他の職を見つけるためカルカッタ行きの蒸気船に乗り込みました。
しかし、アッサムの茶産業の不況を絶好の機会ととらえる出資者もいて、投げ売り価格で不況にあえぐ茶園を買いました。
Rs.300000の価値がある会社はRs.25000のために融資者に売却され、同じ年Rs.85000の利益を出しました。
主人公が勤める会社は、危機を乗り切った会社の一つでした。
大きな茶園に生産を集中させて、一時的により小さな2ヵ所の茶園の生産を停止しました。それら2か所の茶園労働者は、増加生産の目的で2つ茶園に分配されました。
天気が良かったので、茶葉はその年たっぷり芽を出したため、1ヵ月で3度摘むことができました。
生き残るための奮闘が良い結果に結びついたのです。
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