小豆は生活の折々に欠かせない食べ物です。
告祠(家族や仕事先の平安を家などを守る神に祈る儀式)の際に用いる告祠餅には小豆が入っています。
冬の寒さを乗り切るために冬至に食べたり、引っ越しの日に食べるのはパッチュク(팥죽/小豆粥)、そして、引っ越し先のご近所に持ってまわるのは、パッシルトック(팥시루떡/小豆入りの蒸餅)です。
子供の誕生祝いをススキョンダン(紅い小豆入りキビ餅)で祝うのは、赤が火の象徴であるため、邪気を追い払い幸運をもたらすと考えられているからです。
また、カクセッキョンダン(各色瓊団:練ったもち米を茹でたものに各種まぶし粉をまぶした餅)、スジョングァ(수정과/水正果:生姜、桂皮で作った甘味飲料)も節食として食されるものです。
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