日本のアールグレイ

日本紅茶協会主催セミナー『アールグレイ紅茶を楽しむ』に参加しました。
日本では、フレーバードティーの中で67%という圧倒的なシェアを占めているのがアールグレイ、次にジンジャー、アップル、その他と続きます。紅茶全体の中でも、最も愛されているダージリンに次いで売れている紅茶がアールグレイです。
着香茶の歴史は古く、茶葉の吸着性を利用して花や果実の香気を茶葉につける製法は、中国明代には確立しており、銭椿年著『製茶年譜』にはさまざまな花から作る着香茶の製法が記されています。
アールグレイはベルガモット精油を着香したお茶、ヨーロッパではベルガモット精油を用いた香水やタバコがすでにあったので、紅茶にもこの香がつけられたのは自然の流れでした。
柑橘系精油は果皮表面細胞に含有されていています。一方、ベルガモットの果汁はオレンジジュースのコクを出すのに有効なのだそうです。
それぞれのメーカーのアールグレイの味が違うのは、ブレンド茶葉や着香がことなるため、代表的な6社のアールグレイを飲み比べ、その中の4種類のアールグレイをお土産にいただきました。

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