味真野茶。それは、越前市味真野地区で保存されているお茶。
その歴史は室町時代まで遡るのではないかという説があります。越前守護職だった斯波氏が当時京都で一二を争うほど広い茶園を所有していたことから、所領である越前に京都宇治から茶を持ち込んで広めたとされるのです。ちなみに、朝日茶園は斯波氏の経営ではじまり、戦国時代に斯波氏が衰退した後も、独自に営まれていたといいます。
茶に縁が深い越前市として、茶業が盛んだった頃に歌われていた茶もみ唄と味真野茶の伝統を守るために結成されたのが味真野茶保存会、その活動も十年を迎えるそうです。
そんな越前の茶の魅力を満喫しようと出かけた日が今日10月31日「日本茶の日」とは、なんとも記念日らしき過ごし方となりました^_^
午前中に越前市味真野地区の茶畑を見た後、午後は越前焼きで知られる越前町へ。駅からレンタサイクルで12km1時間余のサイクリング🚲。
日本六古窯のひとつ越前焼は福井県丹生郡越前町で焼かれる陶磁器。その時代は古く平安時代に遡ります。他が江戸時代に茶器などを焼いて名声を保った一方で越前焼は趣向を変えることなく、雑器のみ焼き続けていため一時は途絶えそうになりましたが、1970年に越前陶芸村が作られると観光客が多く訪れるようになりました。その中の施設のひとつ福井県陶芸館が主催する味真野茶のワークショップがあったのです。隣の越前古窯博物館では展示されている湯飲みの中から気に入ったものを選んで味真野茶と和菓子がいただけました。隣の天心庵では保存会方の手揉み実演と手もみ唄の披露、そして味真野茶の美味しい淹れ方講座も。録音した手もみ唄、許可をいただいたので、手もみ画像と共に明日PCからアップします。
日本茶インストラクターさんの教え通りに淹れて美味しく淹れられた味真野茶と和菓子も楽しみました。博物館でも同じ和菓子を食べて、美味しかったので二度も美味しい和菓子が食べられて嬉しかった😋
越前市の茶園も天心庵周囲も茶の白い花が満開。その上保存会の方が持ってきた赤い花が咲く茶の盆栽まで😲茶の花は白いという固定観念があったので赤い茶の花には不思議な感動を覚えます😊
そんな味真野茶三昧な一日でした^_^
2020年10月31日facebook記事より