サフォー族の村へ@少数民族の手仕事に出会う旅⑲

ベトナムの少数民族の中でも人口が少なく2000人弱というサフォー族が住む村へ。他の民族とは離れた場所に住み、藤や竹で美しいかごを編み、家もまた竹で作ります。水がないところに住み、米が作れないので、キャッサバやとうもろこしを主食にしています。
サフォー族の民族衣装は、手作りで綿生地を織り、染めて、刺繍したものです。上衣の上部に縫い付けられた白いビーズは植物の種(サフォー語でアムチェレ。お手玉に入れた数珠玉のように茎を抜くと糸が通る穴があく)で、夏に山に取りに行きます。植物の種なのに白いビーズのように見えるのは、黒地につけているため白っぽさが引き立つ効果のせいと、洗えば洗うほど白くなるのだとか。身の回りにいる動植物を抽象的にデザイン化されたデザインの衣装は、2014年に国の民俗無形文化財に登録されました。

~2024年3月12日facebook記事より

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