shinowazuri– Author –
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〈Silk Road in 2007〉 なす料理
夏が旬なのか、中国でもキルギスでもナス料理はナスが柔らかくてジューシーでとっても美味しかったです。ナス料理の有無は旅の食事のちょっとした楽しみになりました。旅の途中聞きたトルコ料理で“僧侶の気絶”という意味を持つ精進料理的ナス料理がとって... -
〈Silk Road in 2007〉 羊肉始まりました
敦煌に着いて最初に入ったレストランで、羊肉がお目見えしました。イスラム系の人が多い西域のほうでは豚肉を使った料理はあまり出てこず、かわりに羊肉の比率がぐんと高くなります。ここから毎日、三食中一回以上は羊さんにおめにかかることとなるだろう... -
〈Silk Road in 2007〉 敦煌です
敦煌の駅を降りた時、有名な都市のものにしては残念な駅だなぁという感がありましたが、こちらも例にもれず北京オリンピックに向けて立派な駅ビルが建設中なため、しばらくの間雑多な状態になっております。屋根をつけてくれればちょっとは凌ぎ易くなると... -
〈Silk Road in 2007〉 法門寺
法門寺は東漢桓霊年間(147~189)に建てられた1800年以上の歴史を持つ寺院です。後漢に創建された寺院で、当時は阿育王寺という名前でした。阿育王というのは、インドのマウリア朝アショカ王の漢名で、仏舎利を84000に分骨して世界各地に仏舎利塔を建てさ... -
〈Silk Road in 2007〉 西安でお茶をいただく
西安のお茶屋さんで、いくつかのお茶を試飲しました。一番印象に残ったのが、唐玄宗茶と名付けられている緑茶です。陝西省でお茶がとれるという話をあまり聞いたことがなかったので、西安で現地のお茶が飲めたのは嬉しい体験でした。このお茶は陝西省安康... -
〈Silk Road in 2007〉 西安の絹ジュータン
絹のジュータン工房を訪れたのは西安は最初でした。この時、ジュータンを織る様子が物珍しくて夢中で織り子さんの様子を写真におさめましたが、このブログをうっている現在、行く先々で見る同じ風景にシャッターを押す手もにぶり始めました。画像は一人の... -
〈Silk Road in 2007〉 龍須酥
この繭玉のようなお菓子は西安名物龍須酥です。中国語で酥は小麦粉を油でこねて砂糖を加えて焼いたお菓子、サクサクとして柔らかく口に入れるとすぐとける物を指します。この龍須酥も口に入れるとすっと溶けます。舌の上に原料の高粱と蜂蜜の味が残る、と... -
〈Silk Road in 2007〉 青龍寺
西安の青龍寺は804年に遣唐使として入唐した空海が恵果和尚から密教の教義を学んだお寺です。隋の時代、582年の創建で、唐代711年に青龍寺という名前になりました。インド僧不空和尚から密教を授けられた恵果がここで真言密教を開創します。青龍寺は北宋時... -
〈Silk Road in 2007〉 興慶宮公園の小吃
唐代美人の三条件とは、囲碁ができること、歌舞ができること、ふっくらしていることなのだそうです。興慶宮公園は唐代興慶宮跡地に造られました。玄宗皇帝と唐の美人として誉れの高い楊貴妃のロマンスの場でもありました。湖のほとりには食事のできるレス... -
〈Silk Road in 2007〉 阿倍仲麻呂と李白
かつて長安の王宮のあった興慶宮公園の片隅に日本への帰国が果たせなかった阿倍仲麻呂を偲ぶ碑が立っています。興慶宮は長安にあった三つの宮殿のうちのひとつです。714年玄宗皇帝は、それまで政務で使っていた大明宮からここへ離宮を移しました。阿倍仲麻...