安徽省祁門で作られる後発酵黒茶。祁門安茶の作り方は、梅雨が終わる頃、原料荒茶を清明節から穀雨に行われた摘採時間によって、頭芽、貢尖、毛尖、一級、二級に分けます。
白露の頃、夜外に出して露にあて、昼間蒸して熱い内に籠詰め、烘乾するのです。
年間20t〜30tの安茶をつくる祁門県一枝春茶廠に見学に訪れたこの日は、工場の前には竹で編まれた茣蓙に摘んだ荒山産祁門紅茶用に摘んだ茶葉を広げて日光萎凋、黄山毛峰の乾燥と、二種類のお茶を同時進行している最中でした。日光萎凋の時間は葉質を見て決めます。水分の多い葉ほど長く。こちらでは例年ならば3月下旬から順次、緑茶(黄山毛峰)、紅茶(祁門紅茶)、安茶と作ります。今年はもっと早くて、3月6日から始まりました。
安茶は、荒茶作りは終わり、その葉は倉庫で眠りについています。
2014年に作った安茶、荒山産祁門紅茶、お昼は農家料理をいただきました(๑˃̵ᴗ˂̵)
~2018年4月18日facebook記事より
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