安茶の作り方<精製>@安徽省祁門県

安茶の精製は、荒茶の再乾燥から包装までを指します。
精製の手順は、補火-露茶-蒸軟-装簍-架烘-打圍。以下のとおりです。
①補火
立秋まで荒茶を陳化させた後、焙籠による乾燥(補火)を行います。
②露茶
露茶を行うのは立秋から白露の季節、晴れた夜に補火を終えた茶葉を竹ゴザに10㎝ほどの高さに広げて室外におきます。翌朝まで一度ひっくり返し、均等に夜露にあたるようにします。
③蒸軟
綿布の上において約3分間蒸します。
④装簍
新鮮な笹の葉を洗浄し、半斤あるいは1斤の空の籠の中に敷き詰め、その後特殊な方法で蒸し上げた茶葉を熱く湿ったうちに籠に詰め、再び笹の葉で緊圧します。
⑤架烘
最後の乾燥処理として、烘乾槽に入れて炭火による焙り乾燥を行います。
⑥打圍
二簍を合わせて一組、三組を一条として包装した大籠を涼しく通気性がある場所に貯蔵します。安茶は摘採から製品になるまで8ヶ月かかります。

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