明恵上人(1173~1232)は日本各地にお茶の栽培を広めた人と伝えられています。
宇治茶で有名な宇治には黄檗山萬福寺門前に明恵上人の碑が立っています。
『栂山の尾の上の茶の木分け植えて跡ぞ生うべし駒の足影』(栂山の尾の茶木を馬の蹄跡くらいの間隔をあけて植えなさい)
宇治の人々が初めて茶種をまこうとしてその方法が分からず困っているところへ明恵上人がきて、馬にまたがって馬の足跡のついたところに茶の種をまくように指示したといわれています。明恵上人の教えにちなんで、その茶園は「駒蹄影園(こまのあしかげえん)」と名付けられました。(2013-10-10)
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