お茶の木は春と秋に、整枝を行います。
整枝というのは、茶畝の表面を刈って整える作業です。秋になり涼しくなってくると成長が落ちる、それにともない、秋に整枝を行います。この作業をすることによって、収穫の際に、古い葉などが混ざりません。また、寒害の心配がある高産地では、春先に整枝をすることもあります。
京番茶はこの時に生じる枝葉を使います。蒸してから乾燥させ、蔵の中で熟成を待ちます。袋詰めをする前に大きな釜で葉と茎を別々に炒り上げたら、葉と茎を買い手の好みで配合します。
独特な燻香に奥深い滋味が楽しめます。
(2014-3-31)
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