武家屋敷通りは、鹿児島市南九州市知覧町にあります。
江戸時代、薩摩藩は領地を外城と呼ばれる113の地区に分け、地頭や領主の屋敷である御仮屋を中心に麓と呼ばれる武家集落を作り、鹿児島に武士団を集結させることなく分散して統治しました。
来年の大河ドラマロケ地のひとつであるこの場所、唯一の池泉式庭園を持つ森氏邸と枯山水式庭園のひとつを見学しました。屋根がはずれる蔵、一本の竹で作られた雨どい、玄関が見えない門構え、高いマキの木と低い茶樹で目隠し効果を発揮させるなど、大変興味深く、大河ドラマ『西郷どん』でこの場所を見る時、この旅のことを思い出すでしょう。
(2017-9-22)
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