奈良の粥は、東大寺大仏建立の工事を行った人々が、少ない米を粥にして食いつないだのが始まりと伝えられ、室町時代にお茶の栽培が普及して庶民にも茶が知られるようになった後に茶粥に利用されるようになったとされ、現在茶粥は大和の代表的な郷土料理です。
貴人が食した茶粥は最後に緑茶入り茶袋を入れて香を移すというもの、庶民の茶粥は番茶を最初から入れて煮出すというもの、奈良の茶粥にも違いがあったと、文献や小説からつきとめられています。
そして、今食べる奈良ホテルの茶粥セット、2851円。正しい日本の朝を迎えた気分、お粥はおかわりできます(≧∇≦)
(2018-5-30)