四獅子三層石塔は智異山華厳寺を訪れてふらっと廻っただけではなかなか気付かない場所にあります。
まず、長い石段を見て、目が行くことを拒否します。
さらに目を上にあげても、たいしたものがあるように見えません。
お坊さんに上ろうと誘われなければ上がることはありませんでした。
ガイドさんは通訳のくせに、私はここで待っていますなんてふざけたことを口にしていました。
この獅子子三層石塔は、韓国国内に残る獅子塔の中でも最も優秀な作品として、仏国寺の多宝塔と双壁をなしています。
この寺を開山した縁起(ヨンギ)祖師とそのお母さんに関連した伝説が残り、製作年代は八世紀中ごろ、統一新羅時代と言われています。(2009-12-23)
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