岡山県の茶産地は、美作(海田茶)、真庭(富原茶・美和茶)、新見(法曽茶)、高梁(宇治茶)、井原。
小林芳香園は今年で創業157年目。
初代が長崎と京都で煎茶製造を学んで帰ってきて、岡山県に初めて煎茶製造を導入しました。
美作番茶は古い文献から300年は遡ることができ、美作の北に宮本武蔵の出身地があるため、「美作番茶は宮本武蔵も飲んでいた」と言われています。
梅雨が明けると始まる美作番茶製造の季節。天気予報で三日以上晴天となる初日がイコール開始日となります。
終いは、例年お盆が過ぎて風が出てきて天日干ししていると茶葉が飛ばされてしまう、気圧などを考慮して製茶しています。
カラカラに乾燥した茶葉に、お昼過ぎの一番暑い時にかけて、染み込ませるというより、コーティング、葉に照り(光沢)をつけるのが美作番茶の特徴です。
(Facebook記事2019年7月28日より)