津和野藩は、江戸時代に石見国津和野を一体を治めいていた外様の小藩でした。津和野藩の人々は山の植物を原料とする茶・和紙・蝋燭に長けていました。「津和野藩では2000人の木地屋を藩お抱えとしていた。木地屋がお茶とミョウガを持ってきた」いったいいつの話をしているのか、97歳の木地師史家の方が教えてくれたように、天領日原から津和野へむかうバスから見える風景は、棚田のように組まれた石垣の段々に茶畑がひろがる風景です。
森鴎外と西周は、幕末に津和野藩の藩医の子として生まれました。同じ時代に2人の偉人を排出した津和野にはもちろん2人の生家が残っています。西周生家の庭に茶の木がありました。子供の時に東京に出て以来一度も帰郷することがなかった森鴎外の遺言に津和野への愛を感じた津和野旅でした。
2022年5月22日facebook記事より