東海道五十三次で箱根につぐ難所と呼ばれた横浜区保土ケ谷の権田坂を上りきると、そこは境木と呼ばれる武蔵国と相模国の境界、ここから見える富士の絶景を眺めながら旅人たちがしばし憩う立場茶屋がたくさん並んでいたといいます。ぼた餅やら焼き餅やら名物が地名でのみしか残っていないのが残念です。
地元甘味店では「境木おじぞうさん」「品濃一里塚」「ごんた餅」が作られていました。鎌倉腰越の浜にうちあげられたお地蔵さんが漁師たちの夢に現れて江戸に連れて行ってとお願いして出発するのですが、境木の難所で置き去りにされてしまい、地元の人たちに拾ってもらった地蔵にゆらいする「境木おじぞうさん」
2023年1月11日facebook記事より